体育会系の会社に馴染めない人は早めに転職した方が幸せになれる。社風の合う合わないは大事です
会社には、それぞれ社風と言うものがあります。
創業者のやり方が色濃く反映されていたり、歴史が長い会社であれば今までのやり方や伝統があるものです。
しかし、そういった社風や歴史を知らずに入社して
「なんか会社に馴染めない…」
「仕事のやり方が納得いかない」
「ノリについていけない」
といった『社風のミスマッチ』に苦しむ人は意外と多いもの。
特に一番多いのが、体育会系の社風に馴染めない…というケースです。
体育会系の組織は意外と多い&ミスマッチも多発している
電通をはじめとする広告大手、テレビ局や大手製造業、商社など、体育会系の会社は多いです。
特に広告業界・マスコミはバリバリの体育会系で、上下関係が絶対。飲み会にゴルフのお付き合いは当たり前…といった雰囲気です。
また、体育会系の会社は根性論が通っており、論理より根性論が通るケースも多いです。
こういった独特の体育会系のルールに「納得いかない!」と一度でも感じてしまうと、その後、会社で仕事をするのが苦痛になります。
社風や仕事のやり方というのは、かなり根強いもので、どんなに一個人が異議を唱えても変わるものではありません。
社風に合わない…と思ったら、早めに転職活動をすることが大切です。
もし社風が合わないのに無理して続けていると、精神的にキツくなってしまいます。
組織のルールが合わないと、長時間労働した時にキツくなる
体育会系のルールに納得できないまま仕事が忙しくなってきて、長時間労働をするようになると、精神的に耐えられなくなります。
どんな企業でも、繁忙期は残業が必須になります。
特にマスコミ業界などは深夜まで残業することも多く、帰りが深夜になることもしばしば。
そんな時、体育会系の組織に馴染めていれば「みんなで頑張ろう!」と仲間意識を持ってプロジェクトを進めることが出来ますが、もし馴染めていなければ「なんで、こんなに辛いことをしてるんだろう…」と精神的に追いこまれてしまいます。
人間関係が良いと、長時間労働もある程度なら乗り切れます。
しかし、人間関係が悪い、組織に馴染めていないと、長時間労働でプツンと精神的に壊れてしまいます。
上司に媚を売る『コネ出世』が横行している事も…
体育会系の企業は、厳格だと思われがちですが、実は上司に媚を売っている「コネ野郎」が出世しやすい面もあります。
体育会系は、上下関係を守り忠誠心さえ見せれば、非常にやりやすい組織です。
上の人間に権力が集中しているので、上司に気に入られれば、例え仕事がイマイチでも出世出来ます。
よくある『飲み会で上司に媚を売りまくる太鼓持ち』がトントン出世していくケースも、体育会系の企業に多いです。
また、休日のゴルフに付き合う。麻雀や飲み会には積極的に参加。
仕事を後輩に押し付けてでも上司に取り入る、いわゆる『クソ野郎』が出世するのも、よくあること。
正直言って、こんな事は体育会系であっても無くても納得いかないですよね。
しかし、体育会系の会社では、このコネが最も評価される傾向があり、残念ながら実力よりも付き合いの良さ、忠誠心が評価されます。
またサービス残業をガンガンやって「働いてますアピール」をしている人が評価される…という古臭い体質も、体育会系企業に多いです。
日本の会社の上司、経営陣は未だに『長時間働いている奴は偉い』『定時で帰るのは怠け者』という価値観が強いですから、ムダに残業をしまくっている奴が上司に気に入られるというケースは星の数ほどあります。
体育会系の会社は運動系の部活をやっていない人はキツいです
体育会系の企業は、部活経験者にとっては全く問題ありません。
部活で経験した上下関係、お酒のお付き合い。
体力と根性を活かした長時間労働。
飲み会における一発芸の強制(本当にあります…)
その他、上に従う忠誠心など、文化としては部活とほぼ同じです。
しかし、部活をやっていなかった人や文化系の部活、サークル活動をしてきた人にとって、体育会系の厳格なルール、理不尽な慣習にストレスを強く感じるでしょう。
組織に入るということは、その組織に染まるという事です。
馴染めない人間は、自然とチームから外されていきます。
残念ながら、学校よりも会社のほうが、この傾向は顕著です。
どんなに仕事が出来ても「あいつは付き合いが悪い!」などと言いがかりをつけられて、冷遇される人を何人も見てきました。
体育会系の社風に馴染めないと感じたら、無理して続けても良いことはありません。
ハブにされて妙な嫌がらせなどを受ける前に、転職準備をコツコツしておくのがベストです。
体育会系でない会社もたくさんあります
商社やマスコミ業界など、体育会系の会社は多いですが、そうでない会社も当然存在します。
特にネット業界などは体育会系よりもクリエイティブ系、ベンチャー系の雰囲気が強く、古い体質や根性論を嫌ってフラットな社風なところが多いです。
また経営陣の頭が柔らかい会社では、どんどん革新的なやり方を取り入れるので、体育会系の社風ではありません。
例を挙げると、お菓子会社のカルビーなどは「残業をいかに無くすか」を第一に考え、残業時間を大幅に削減する仕組みを作りました。
外資系企業などは、日系の体育会系とは程遠い社風です。ドライで個人主義な欧米の社風を持っています。
総合職は体育会系だけど、事務職はまったり…という会社も多いので、事務職を狙うのも1つの手です。
参考記事:
・元小売(短大卒アラサー女性)が実務未経験から事務の正社員に転職出来た理由。小売業から年収400万の事務職にキャリアアップ
・大企業の一般事務職は選ばれし女子だけが座れる黄金の席だった。結婚しても売れ残っても死なない大企業一般事務の勝ち組構造とは?
・男性が事務職に転職する方法。未経験から事務に就職するなら経理のスペシャリストを志そう
もし体育会系の社風が合わなくて会社を辞めたい…と考えているなら、事前に社風や経営者のやり方を調べて、自分にあった会社を選びましょう。
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