転職で入社した場合は、明らかに新卒入社とは競争原理が異なります。
何故なら比較される対象が圧倒的に少ないからです。それだけに、しっかりと社内に自分の存在感をアピールしなければ、忘れ去られてしまいがちです。つまり本当の意味で転職を成功させるには、ただ就活で受かるだけでなく、その後のポジショニングまで考えなければならないのです。
そこで今回は、転職を前提として、入社してから1ヶ月以内に自分のポジションをつくる方法について紹介します。
飲み会やランチの食事は積極的に参加しよう
転職で入社した会社で一番重要なことは実は結果を出すことではありません。結果というのは出る時は出るし、出ない時は出ないものです。それでも結果は大切なのですが、入社後のポジショニングを考えればそれはそこまで重要ではなくなるのです。
入社してから最も配慮しなければならないこと。それは同僚や上司と昼食を共にすること、そして飲み会に参加することです。この何気ないことがかなり重要です。何故なら、こういった空間でしか、人間関係の距離を縮めるようなコミュニケーションはとることができないからです。
そしてこういう空間は、発言を多くしていなかったとしても、参加しているだけで同僚意識というものが芽生えてきます。転職の場合は新入社員のように、手厚く扱われることは少ないので、余計にこういった行動への配慮が必要になります。
これがしっかりと出来ていれば、例え少々仕事でミスをしても、覚えが悪くても問題になることはほとんどありません。しかしながら,この人間関係をつくる配慮を怠ると、ミスや覚えが悪いことに対する風当たりが強くなってきてしまう場合が多いのです。
他部署の人間と話そう
部内の人間関係を攻略できたとしてもそれで安心していてはいけません。他部門の人とも機会を見つければ積極的にコミュニケーションしていきましょう。他部門の人との交流は普通に業務をしていれば中々ありせん。
しかしながら、業務を進めていく中でどうしても他部門と連携していく機会は発生します。その時に普段からコミュニケーションをとれていれば、確実に仕事はやりやすくなります。それに長年勤めている人でも以外と他部門とのコミュニケーションは希薄だったりするので、自分がパイプ役になることで役割と価値が生まれるのです。
実際に自分の会社にどういう転職者が来たらいいかな、ということを考えれば、この辺りの立ち回りはイメージしやすくなります。表現を変えれば、職場にいる社員の転職者に対するニーズを掴むことでより的確な立ち回りができるようになるでしょう。
つまりどんな職種で採用されたにせよ、自分のポジションをつくる為には社内の人間関係を攻略することが必要なのです。
自己開示はタイミングを見極めよう
社内の人間関係を構築していくことを考えれば、うわべだけのコミュニケーションでは本当の信頼関係を築くことはできません。ある程度の自己開示が必要になります。
自己開示とは自分の人間性やプライベートをさらけ出すコミュニケーションを指しますが、これは自分から開示しなければ、このレベルのコミュニケーションになることはありません。
何故なら、会社組織というのは競争原理が働いているので、簡単には社内の人間であろうと弱みを基本的には見せないからです。だからこれは自己開示のスキルとも呼べるものですが、業務に支障や差しさわりの無い内容を開示していく必要があるのです。
この自己開示は、自分からしなければなりません。何故なら、転職者というのは基本的には最初は外部の人間だという感覚があるからです。
この自己開示を入社1ヶ月目なのか、3週間目なのかはわかりませんが、適切なタイミングで行うことがポイントとなります。これが実践できれば信頼を獲得しやすくなるでしょう。
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