「思い切って転職したら、転職先がブラック企業だった…」
「年収アップにつられて転職したけど、合わない仕事だった」
「転職先から突然、内定取り消し!無職になってしまった」
せっかく労力をかけて転職をしても、それが失敗だった場合、精神的ダメージは計り知れないものがあります。
また、労力や時間や金銭といった実益の損失も手痛く、たった一度の転職失敗で貯金がぱーになった、という悲痛な報告もあるほどです。
勤続年数がそのままキャリアの価値につながる傾向が強い日本社会において、転職に失敗することは致命的です。
せめて3年続けられる環境なら良いのですが、転職先がブラック企業だったり、人間関係が劣悪だったり、仕事そのものが合わない場合、1年未満でまた転職をしなければいけません。
転職で消耗して、そのままフリーターやニートになってしまう人も多いです。
転職失敗によるダメージに押しつぶされないためにも、今回は転職に失敗した人向けのフォロー戦略と心構えを紹介します。
転職失敗の原因を分析しよう
まず、なぜ転職に失敗してしまったのかを分析してみましょう。
一番多い失敗原因は「転職を急ぎすぎた」ケースです。
ブラック企業を早く辞めたい、もしくは早く就職したい…といった気持ちが先行してしまい、転職先を吟味することなく入社して後悔するパターンは20代のみならずミドル層にもよく見られます。
養うべき家族がおり、在職中の少ない時間で転職活動をせざるを得ない人や、再就職が上手くいかず内定に飢えている人など、切羽詰まった状況の人ほど、この失敗を犯します。
転職に限らず、心のなかに生まれた『焦り』は、私たちの目を曇らせます。
他にも「自分は能力があるから、もっと良い仕事に就けるはずだ!」
という『おごり高ぶる』気持ちにも要注意。
これもまた、人の目を曇らせ、失敗に至る原因になり得ます。
覚えがありませんか?
店員に「お似合いですよ!」とおだてられ、必要がないものを買ってしまったり「限定品ですよ。今買わないと売り切れ必須です」と煽られて買ってしまったり…。
焦りやおごり高ぶりといった感情を持ったまま転職活動を行えば、失敗の確率も上がります。
必ず冷静になり、客観的な視点を持って転職活動をしましょう。
もし、そういった感情の乱れを生み出す原因が今の職場にあるのなら、無理に在職中に転職活動をするのではなく、退職後にゆっくりやることも検討しておきましょう。
巷では在職中に転職活動をするのが一般的ですが、ケース・バイ・ケースです。
ブラック企業やパワハラ上司に消耗している場合は、一度、退職をして気力を取り戻してから転職活動をすることが、転職失敗を避けるコツです。
失敗の原因さえ覚えておけば、次回の転職活動の際に、同じ過ちを避けることが出来ます。
ブラック企業で我慢していると、下記のように身体と心が壊れてしまいますよ。
関連記事:仕事が辛いけど我慢して働いた結果、私に起こった恐ろしい変化
「何で俺は転職してしまったんだ…」
と失敗を恥じている時間はありません。
せっかく失敗したのですから、原因を徹底的に探って自分の糧にしてやりましょう。
失敗を失敗で終わらせたままでは、必ずまた同じ失敗をします。それを避けるためにも、反省と改善活動を行いましょう。
転職失敗は恥ずかしい事じゃない。意外と転職で失敗をする人は多いです
失敗原因を見直しているうちに、後悔の念や、恥じらいに襲われることもあるでしょう。
「こんな失敗をするのは私くらいだ…なんてマヌケなんだ!」
と自分を責めてしまってはいけません。
意外と転職で失敗している人は多いです。
特に、はじめての転職だった場合や、これまで環境や人に恵まれてきた人など、転職ノウハウが抜け落ちている人は多いもの。
しかし、彼らは失敗を乗り越えて、新しい職場・仕事に切り込んでいます。
落ち込んで、自分に自信を失って無職になってしまうのは愚かな選択です。
まず、失敗した自分を認めて、あらためてフォロー戦略に取り掛かりましょう。
転職失敗で一番ダメージを受けるのはメンタルです。しかし、メンタルの回復を行わなければ、フォロー戦略に取り掛かることも不可能です。
まずは失敗におけるネガティブな感情を忘れましょう。
反省はしても、後悔はする必要はありません。
転職失敗のフォロー戦略は『次の転職』を考えるというシンプルなものです
さて、具体的に転職失敗はどうフォローしたらいいのでしょうか?
結論から言うと『次の転職を考える』ことです。
今の職場・仕事に満足出来ないなら、いずれ辞めてしまうのは明白です。
もちろん続けていくうちに、やりがいが出てきたり面白さが見いだせればベストですが、基本的に第一印象で「これは続かないな…」と感じたら、大抵、続かないものです。
問題は、いつ転職をするかです。
今すぐ転職をするのか。
それとも、2年~3年は経験を積んで、それから転職するのか。
私は『今すぐ転職する』事をおすすめします。
理由は単純です。
2年後~3年後に転職するにしても、今すぐ転職するにしても、有利不利は変わらないからです。
職歴が短くても転職は可能。無駄な時間を過ごす必要はありません
転職失敗の最大のデメリットは、転職先からすぐ転職しようとすると、職歴が極端に短くなることです。
せっかく転職したのに3ヶ月でまた転職、と職歴に書けば人事にネガティブな印象を与えてしまうでしょう。
だからといって、やりたくもない仕事を1年以上ダラダラやるのも考えものです。
私はもともと人事をやっていましたから、職歴の短さがいかにネガティブな印象をあたえるか、よく分かります。
しかし、実は職歴の短さは素直に「転職に失敗した」と言えば、意外と通るものなのです。
大切なのは、その失敗から何を学んだか。なぜ早期での転職を望んだか。今の自分に出来る事は何か…といった点です。
職歴の短さは確かに弱点になりますが、面接でのフォロー次第でいくらでも挽回可能です。
実際、転職エージェントなどでは、転職に失敗してしまった人のためのフォローアップも行っています。
職歴が短いというのは、あくまで机上の話です。
人事はもっと本質を見てきます。なぜ辞めたのか? なぜ失敗に至ったのか? といった、失敗に対する対処を徹底的に見てきます。
人事は職歴が長い人を採りたいのではなく、実力のある人・信頼できる人を採用したいのです。
ですから「転職に失敗して職歴が汚れたから、もうオシマイだ」というのは、あまりにも表面しか見ていない人の発想なのです。
今の『失敗した職場』で消耗するより、さっさと見切りをつけて次の転職を行った方がずっとお得です。
特に、企業は年齢を厳しくチェックしますから、気が進まない仕事で歳を重ねるのは無駄の極みですよ。
転職失敗を大きく考えすぎないことが大事
転職にせよ就職にせよ、失敗をすると「もうダメだ!人生詰んだ\(^o^)/」とTwitterで呟く人がいますが、そんなことで詰んでしまうほど日本社会は厳しくありません。
リーマンショック直後など景気が冷えている時ならともかく、昨今は少子高齢化・人材不足に伴い転職市場も拡大しており、短期離職のフォロー方法も確立しています。
繰り返しになりますが、転職活動で大事なのはメンタル面です。
ネガティブに考えて、ダラダラと転職を先延ばしにしていれば、あっという間に年だけ重ねて、いっそう不利な立場になってしまいます。
転職に失敗したら、しっかり原因を分析・反省して、さっさと次の転職活動を始めるのが一番です。
転職ノウハウは無料で転職エージェントに教えてもらおう
転職失敗からのリカバーは、転職エージェントに頼ると非常に楽になります。
転職エージェントは無料で求人紹介から転職ノウハウ、面接対策などをサポートしてくれるので、転職する時に必ず使いたいサービスです。
転職サイトと違い、担当者がしっかりあなたにあった求人やアピール方法を教えてくれるので、エージェントを上手に活用することで転職失敗を防ぐことが出来ますよ。
DODAは全国に拠点を持つ転職エージェントの大手で、非公開求人を最も多く取り扱っており、年収や待遇が良い企業の求人が集まっているのが特徴です。そのため、待遇の良い求人を探すにはうってつけのエージェントです。
大企業の関連会社など、業績が安定しており待遇の良い求人が多く、またエージェントのサポートも書類作成から面接での受け答えまでしっかりやってくれます。
また、求人は事前にエージェントが審査をしているので、離職率の高い企業や労働環境に問題のある企業、いわゆるブラック企業の求人に引っかかるリスクもありません。
就職活動は不安になる事が多いですし、右も左も分からない状態では、どう動いていいか分からないもの。 エージェントに登録しておけば、担当エージェントに色々と相談や質問が出来るので、心理的にもグッと楽になります。
また、非公開求人には優良求人がたくさんありますから、DODAを利用することで思わぬ求人と出会えることがありますよ。
DODAの登録方法について
DODAに登録する場合、公式ホームページから『登録する』を押した後、基本情報を入力します。 (名前や生年月日、住所、連絡先など)
その後、直近の職務経歴を書くのですが、前職の経歴を登録します。
業種・職種・年収の欄は、大体で構いません。 最後の欄にある『自由記入欄』には、連絡出来る曜日・時間帯などを書いておきましょう。
登録終了後、担当エージェントから電話orメールにて連絡が入り、面談の日程を合わせてサポートを受けることが出来ます。
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