労働における男女平等が成り立っても、なお減らないセクハラ問題。
最近では従来のセクハラの他に「まだ結婚しないの?」「子供は作らないの?」「彼氏いないの?」といった間接的なセクハラから、妊娠を機に退職を強要するようなマタニティーハラスメントまで様々な問題が起こっています。
特に男社会の会社や、古い体制の会社ではセクハラが当たり前のように行われており、罰則もほとんどないのが現状です。
国が守ってくれず、会社もなあなあで済ませるセクハラ問題に直面したら、どう対処すればいいのでしょうか?
答えは簡単で、そんな会社は辞めてセクハラのない会社に転職することです。
セクハラは簡単に解決する問題ではなく、かつ女性に負担の大きいトラブルです。セクハラをしてくる相手が上司なら、なおさら対処が難しいですから、転職という逃げの選択肢をしっかり確保しておきましょう。
逃げるのは悔しい! と思う方もいると思いますが、逃げ道を自分で潰してしまうと、いざという時に袋小路に詰まってしまう危険性があります。
なるべく選択肢は多く持っておき、状況やタイミングに応じてベストな手札を切っていきましょう。
そのためには、事前に転職の知識を知っておく、転職の準備をしておくことが大切です。
今回はセクハラが原因で会社を辞めたい人が転職で成功するコツとチェックポイントを紹介します。
セクハラが無くならない理由とは
サービス残業と同じく、セクハラの問題はなかなか根強く、罰則もほとんど無いに等しいため、未だにいくつかの会社・業界で蔓延っています。
セクハラは女性の心に負担をかけるだけでなく、会社の「女性の働きやすさ」を失うあってはならない問題です。
しかし、女性を軽視している男性や、そもそも「この質問がセクハラ」という事を理解していない男性などは、悪意なくセクハラを行う事が多いです。
悪意の有無にかかわらず、こういったセクハラを常習的に行う人物がいると、仕事に集中できないのはもちろん、不快な思いを毎日することになります。
一方、セクハラを仕掛ける相手は、楽しんでいたり、セクハラの罰則が甘いことを知っているため堂々とセクハラをしてきます。
特に地位や権力を持った人物がセクハラ常習犯だと、どうしようもありません。コンプライアンスのしっかりしている大企業ならまだしも、中小企業や男に甘い会社では、問題提起をしてもスルーされるのが関の山です。
セクハラに対処する方法はいくつかありますが、あくまで一時的な対処であり、会社のコンプライアンス意識が低い限り、根本的な解決は難しいでしょう。
ですので、セクハラがあまりにも目に余る場合は、さっさと転職して今の会社に見切りをつけるのが一番、合理的です。
前職を辞めた理由を、どう話すべきか
転職する時に問題になるのが、前職を辞めた理由についてです。
正直にセクハラにあった、と言うのは恥ずかしいですし、相手もどう判断していいのか困惑させる危険性があります。
ですので、転職にて前職を辞めた理由を聞かれたら、キャリアアップや人材評価への不満など無難な理由で切り抜ける事をオススメします。
転職では、前職を悪く言うのは厳禁です。なるべく前向きな理由に置き換えて、志望動機などと絡めて応えるのがベストです。
あまりにセクハラがひどいなら即退職を選ぼう
転職は、在職中に転職活動をするのが経済的にも負担がなく一番良いのですが、セクハラがあまりにもひどく、精神的なプレッシャーが重い場合は、退職を急ぎ、落ち着いてから転職活動を行うことをオススメします。
失業保険は3ヶ月の受給まで待機期間があるので、できれば3ヶ月分の生活費を貯金してから退職するのが良いのですが、それが難しいならキャッシングや短期バイトなどを活用して乗り切りましょう。
キャッシングは、アコムやプロミスであれば30日以内に返済すれば利子はつきません。
在職中なら即日、お金を借りることができるので、上手にやりくりしましょう。
セクハラは、最悪の場合、ストーカーや犯罪行為までエスカレートします。
さらに精神的負担が続けば、うつ病などの精神病になってしまい、転職活動が行えない危険性も出てきます。
転職のタイミングは、自分の精神状態に合わせて選びましょう。
自分を守れるのは、自分だけですから、決断したら即座に行動しましょう。
誰かに相談することで楽にはなるけど解決にはならない
セクハラなどの被害にあったら、誰かに相談すると、気が楽になります。
友人に愚痴を言って、共感してもらうと一時的にほっとしますよね。
しかし、セクハラの根本的解決には至りません。
相談をすることで解決するケースは、社内のセクハラ相談窓口や、セクハラ問題に理解ある上司に相談する等「直接セクハラを行っている人物に介入できる」ところに相談した場合のみです。
残念ながら、セクハラ問題は、友人や知人への悩み相談では一時しのぎにしかならないのが現実です。
問題を解決するには、セクハラを起こしている人物をどうにかするか、転職をしてさっさと離れるの二択しかありません。
要するに、戦うか見切りをつけて逃げるかの、どちらかです。
私は、仮に戦って勝利しても、セクハラを許す、見過ごしている会社を信用することは出来ません。また戦う事は転職以上にエネルギーを使いますし、いざ戦っても改善が見込めない場合、より酷い状況になることもあります。
セクハラ問題が起こって、会社に不満がたまっている場合は、見切りをつけてより働きやすい職場に移ることをオススメします。
良質な求人を見つけるために、転職エージェントを利用しよう
転職となると、難しいのが求人選びです。
こればかりは転職の経験や社会人経験を積まないと、どの企業が良くて、どこがブラック企業なのか分からないものです。
特にハローワークなどは悪質な会社が求人をバンバン出しているので、はじめて転職する方にはオススメ出来ません。
そこでオススメなのが、転職エージェントを利用して求人を紹介してもらう事です。
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DODAの登録方法について
DODAに登録する場合、公式ホームページから『登録する』を押した後、基本情報を入力します。 (名前や生年月日、住所、連絡先など)
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業種・職種・年収の欄は、大体で構いません。 最後の欄にある『自由記入欄』には、連絡出来る曜日・時間帯などを書いておきましょう。
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