激務高給で知られる広告代理店や、繁忙期のメーカー、会計、プログラマー、SE、その他諸々の職業。そしてブラック企業…。
毎日、終電帰りを強いられる仕事は意外と多いものです。
酷いところでは会社に泊まって、次の日も仕事…といったケースもあり、激務な職業では「終電帰りなんて楽な方だよ」なんて冗談みたいな言葉が本当に起こっている業界もあります。
長時間労働は、健康的にはもちろん、精神的にも百害あって一利なしです。
唯一、クリエイティブな仕事や、やりがいのある仕事、夢のある仕事、人手不足などによる、どうしようもない修羅場のみ終電帰りでも耐えられますが、望んでもいない、やりがいも感じないのに毎日終電帰りだと、あっという間に精神が疲弊して倒れてしまいます。
終電帰りですと、食事や睡眠もまともに取れず、身体を休める暇もないので1ヶ月も経たずに身体に変化が出てきます。
ストレスによる胃痛。食欲不振。イライラ。涙が出てくる。無気力感など、鬱病などの精神病のみならず胃腸炎などの消化器系の病気にもつながるのが、終電帰り、もとい長時間労働です。
もし、毎日仕事が終電帰りで、なおかつ自分のやりたい仕事ではない、やらされている労働の場合は転職を本格的に視野にいれることをオススメします。
今回は、終電帰りに悩む人向けの転職ノウハウについて紹介します。
終電帰りの激務が許されるのは高給か夢のある仕事のみ
実は、人間は長時間労働そのものに対しては、耐性がそこそこあります。
例えば漫画家。彼らは1日12時間以上働き、締め切り前には徹夜もザラです。
しかし、健康状態がすぐに悪化するかというと、そうではありません。
もちろん年を取れば、そんな無茶は身体にこたえますが、少なくとも30代、40代のうちは徹夜で作業をしてもすぐにはへこたれません。
一方、ブラック企業などで長時間労働を強いられる若者は、1ヶ月も経たないうちに精神を病んでしまいます。
両者の違いは、ストレスがあるか否かです。
漫画家は自分のやりたい仕事をしています。そして読者からの感想などがやりがいとなっており、仕事を終えた後の快感、やりがいは抜群です。
ブラック企業で長時間労働を強いられている場合は、そうではありません。やらされている仕事なので、やりがいも無く、ストレスは貯まる一方です。これで残業代が満額付くか、高給であれば少しはマシになります。
しかし「別にお金が欲しいわけじゃない」「お金を貯めても使う暇(使いみち)がない」場合は、賃金はやりがいにならず、やはりストレスの負荷は大きくなります。
そのため、後者のケースはストレスが大きく、鬱病や胃腸炎につながってしまうのです。
終電帰りをしてまで仕事をしても、報われない仕事なら、嫌になってしまいますよね。
長時間労働は思考力を奪い心が死にます。
長時間労働が慢性化してしまうと、脳がそれに適応しようと踏ん張ってしまい、無気力、もしくは思考停止の状態になります。
睡眠時間が足りなくても、朝になったら脳が勝手に起きて、朝の支度をして出社という流れ作業を無意識に行います。
死んだ魚のような目で電車に乗り、会社について終電まで再び長時間労働…。
まるでロボットのようです。
しかし、そんな状態は長く持ちません。結局、最後は身体からSOSのサインが出て、布団から起き上がれなくなります。
「終電帰りがいつまでも続くわけじゃない」
「これくらいで、へばっていたら正社員なんて続かない」
そんな風に、自分で長時間労働を正当化していませんか?
長時間労働をしても、喜ぶのは不当に利益を得ている経営者だけです。
あなたに仕事を押し付けている何者かだけです。
いつまでも続かなくとも、会社の体制やあなたの地位が変わらなければ、再び終電帰りを強いられる長時間労働に巻き込まれます。
だったら、最初から労働時間をきっちり守っている優良な会社に転職しましょう。
激務な仕事が合わないのであれば、無理せず「労働時間の短縮」を目的に転職をしましょう。
合わない仕事で我慢し続けることは、百害あって一利なしですよ。
自分のために転職をするという選択肢
かたくなに「転職はダメだ!」と思っている人がいますが、転職=悪という図式から一旦離れましょう。
特に自分に自信がない人、責任感が強い人、苦労して正社員になった人は我慢して長時間労働を受け入れがち。
でも、長時間労働は、見方を変えれば、自分自身を痛めつけているようなものです。
体力があって精神力もあるスーパーマンなら問題ありません。
でも、強さは人それぞれですし、一概に「みんなやってるんだから、自分も頑張らなきゃ」というのは、まさに思考停止と言えるでしょう。
まず、自分の限界を知りましょう。
お酒と一緒で、限界を超えて飲んで自分や周りに迷惑をかけるくらいなら、潔く諦めて自分にあった労働時間のラインを見つけましょう。
転職は誰かのためにするものではありません。他でもない自分自身を守るためにするのです。
「不満があるけど行動しない」という選択肢ではなく「不満があるから自分のために行動する」という選択をする勇気を持つことが大切ですよ。
しかし、転職といっても転職するには様々な手順を踏まなければいけません。履歴書・職務経歴書を作り、条件に合う求人を探して面接対策をして…となると、やはり負担が大きいですし、最初は右も左も分からないですよね。
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