女性は面接時に顔で判断される…コンプライアンス上、あるまじき事ですが、実際に転職市場では能力が横並びの場合、顔で優劣を決めるケースが多々あるのが現実です。
それはTOEIC800点以上のハイキャリアであっても起こりえます。
例えば語学力必須の外資系企業であっても、事務職はもちろん、総合職であってもそういった顔採用が起こるのが、企業というものです。
残念ながら、職歴や語学力、人柄で相当ライバルに差をつけないかぎり、外見は採用の合否に関わってきます。
それを理不尽だと叩いたところで、現実は変わりません。
むしろ、その事実を織り込んだ上で、どう対策を立てていくのがを考えるべきなのです。
TOEIC800点を取得し、キャリアアップの転職をするぞと意気込んでいる女性は、TOEICは魔法の器ではなく武器の一つであることを、もう一度認識して、油断せず転職に取り組まなければいけません。
実際に、某外資系企業で採用担当者が顔で判断し、内定を出したことがありました。
そのケースでは人材の能力や経験は同じでしたが、外見は明らかに内定を出した子の方が上でしたので、言葉には出さずとも採用担当者のひとおしがあったのは間違いありません。
このような理不尽に負けないためには、対策が必要です。
外見を磨き、出来るビジネスウーマンを演出する事が重要です。
外見を再重視せよ、と言っている訳ではありません。ライバルにモデル並みの美女や、男を騙すたぬき女がいたら、さすがに厳しい戦いになりますが、好印象を与える振る舞い、いわゆる愛嬌は転職において重要です。
今回は転職における愛嬌や外見が織り込まれる問題と、対策について紹介します。
事務職は未だに顔採用と考える古いオッサンがいます
事務や総務、経理といった職業は女性が就くことが多いですね。
それは外資系企業でも同じで、求人をかけると集まってくるのは女性が多いです。
私の所属していた会社の採用担当者は、ちょっと問題ありのおじさんで「男はまず書類で落とす」と最初から男性は採用するつもりはありませんでした。
事務職=女性という認識は暗黙の了解になっていますが、それでも、堂々と性別で落とすのはコンプライアンス上問題ありですよね。
この時点で、嫌な予感がしていました。
その時の求人は、応募条件をTOEIC800点以上にしていました。その後、面接に来た女性たちは、もちろんTOEICは800点以上。職歴はそれぞれバラバラでしたが、最終候補に残ったのは前職で社長秘書をやっていた美人と、1社にて事務職をやってきた職歴の長い女性でした。
元社長秘書のAは、明らかに短期間で転職を繰り返しており、職歴としては長く事務職をやってきた女性Bの方が信用出来そうでした。
Bの職務経歴書を見ると、事務職だけでなく総務職の範囲も扱っており、社会保険に詳しい点が強みでした。
一方、Aは社長秘書としての職歴はあれど、これといった強みがなく、内定はBに出そうかという流れになっていました。
ところが、採用担当者が「面接ではAの方が好印象」と言い出して、Aを押して内定を出してしまったのです。
唖然としましたが、彼が採用担当者であり一緒に働く部署の長だったので、誰も文句は言えず、そのままAに内定を出すことに。
結果、Aが採用されることになったのですが、なんと他社で内定が取れたとのことで、内定を蹴られてしまいました。最終的にBが採用され、皆がホッとしたのを覚えています。
いかがですか? 皆さんが想像する外資系企業の採用試験、とはかけ離れた横暴な採用プロセスですよね。
残念ながら、名のある外資系企業であっても、一部ではこうした横暴とひいきが起こっているのです。
特に女性は、外見で損得をすることが多いようで、それはTOEIC800点以上のハイキャリアであっても同じ。
理不尽ですが、未だに『女性は顔採用』『事務職は可愛い子が良い』というオッサンは多いものです。外資系でこれなのですから、日系企業では更によくあることなのでしょう。
転職における外見対策は?
こうした外見によるえこひいき問題ですが、結論から言うと対策は『面接において、愛想の良い印象を与える』という方法しかありません。
まるでキャバクラのようですが、やはり男性の扱いがうまい女性は、転職で内定が決まりやすい傾向にあります。
有利なのは健気な努力家をアピールする、弱みを見せる、といった、いわゆるぶりっ子なタイプの人ですね。
が、もちろん、そういったタイプは女性から反感を買うので、採用担当者が女性であれば、マイナス評価につながるでしょう。
しかし、ある程度、愛想というものは必要です。取っつきにくいビジネスウーマンでは、やはり優秀であっても溶け込めるのか不安に思うもの。
ですから、転職では、人間味が感じられるエピソードや、親しみを与える強み弱みを織り込んでおくと良いでしょう。
無難な対策ですが、男性にかわいがられる愛想(ぶりっこ)はそういう生き方をしてきた女性にしか出来ませんから、普通の女性は王道を貫くべきです。
もちろん、外見を可能な限り身綺麗にして、相手に安心感を与えることも忘れずに。
清潔感は社会人の基本です。
外見で女性の採用を判断する会社は蹴ってよし
外見を理由に落とされると、非常に悔しいですよね。
特に頑張ってTOEICの勉強をして、TOEIC800点以上の資格を手に入れて転職をしている女性にとって、外見という要素で落とされるのは屈辱的です。
しかし、逆に言えば、外見で判断する人が採用担当者の会社に入れば、鬱陶しいオッサンのゴキゲン取りをしなければいけないのですから、むしろ落ちて正解だった、とも言えるでしょう。
外資系企業にせよTOEIC必須の日系企業にせよ、未だにセクハラや女性軽視の男性は存在します。
特に40代50代に多いです。こういったオッサンは一緒に働く上でイライラすることも多いので、そんな会社に入らなくてよかった、とポジティブに捉えましょう。
まぁ、外見で落とされたか否かという情報は、中の人にしか分からないのですが…。
ともあれ、転職ではくれぐれも企業選びには注意しましょう。
大企業なのにコンプライアンスが甘い会社、女性軽視の文化が残っている企業は、意外と多いものですから、求人はしっかり吟味することが大切です。
しかし、企業の文化や、会社の雰囲気、女性が活躍できる職場か否かといった情報は、なかなか分かりづらいもの。
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