きつい会社を辞めた時、誰しも「今日から自由だ!」と喜ぶもの。
最初の1ヶ月~2ヶ月は、朝ぐっすり眠れたり、好きなことを好きなだけやれて、自由を満喫出来るでしょう。
しかし、だんだん「やることがない」という状況に飽きてきてしまいます。
人間、暇になると精神的にキツくなるもの。
いくら今まで時間を束縛されていたからといって、好きなことをやるにも限界があります。
また、無職になると社会との接点もなくなり、自分が必要とされる場がなくなり、これも精神的にかなりきます。
人間は他人との関わりで、自分の存在意義を確認する生き物ですから、無職になって社会に居場所がなくなると、だんだん鬱々とした気分になるものです。
旅行をしたり旅をしようにも、仕事をしていないからお金がないという悪循環がありますし、将来への不安も蓄積されます。日本では、特に企業は職歴の空白を嫌いますから、あまりブランクが長くなると再就職が出来なくなるのでは? と不安を覚えるのです。
こうした問題を考えると、やはり無職期間を長期化するのは精神的に良くないと言えます。
ですから、1ヶ月ほどは好き勝手リフレッシュするにしても、その後の事を考えて再就職の準備をコツコツ勧めておくと良いでしょう。
今回は会社を辞めて無職になった人向けの再就職準備について紹介します。
無職期間にアルバイトや短期派遣に手を出すのはNGです。
無職期間に、暇だし短期のバイトでもしよう…と考える人は多いですが、意外とこれをやるとダラダラ無職期間が長引いてしまうのでオススメ出来ません。
就活用のお金を稼ぐ、という目的があるなら良いのですが、中途半端にお金を稼いで再就職しなくてもそれなりに生きていける環境…つまり、ぬるま湯の環境を作ってしまうと、なかなか抜け出せなく成ります。
人間は楽なポジションにはまってしまうと、そう簡単には抜けられません。
アルバイトや派遣社員は、正社員ほど責任や負担は大きくないので、居心地が良いかもしれません。
しかし、歳を重ねるにつれて非正規雇用は不安定さを増しますし、収入も頭打ちで、ワーキングプアになってしまいます。
その上、あまりに非正規雇用の職歴が長いと、再就職の時にペナルティになってしまいます。
やはり職歴の上で強いのは正社員経験ですから、無職期間に派遣社員やアルバイトなどで職歴を埋めてしまうのは良くありません。
もしアルバイトや派遣社員として働くなら、期間と目標を決めて、再就職への一歩として行うべきでしょう。
再就職をするのが怖いと思うのは誰しも同じです
一度、無職期間をダラダラ過ごしてしまうと、いざ再就職をする時に怖くなってしまう人は多いですよね。
特に前職を後悔する形で退職している方や、ブラック企業で酷い目にあった方ほど、再就職をして同じ苦しみを味わったらどうしよう…と怖くなるものです。
再就職は、言ってみれば環境の変化です。しかも、良いか悪いかは最終的に働いてみなければ分かりません。
人が変化を恐れるのは、誰しも一緒です。
人の脳は、負担を避けるために現状維持を最優先するよう作られているのです。
しかし、いつかは仕事に就かなければ、私達は生活していくことが出来ません。
ですから、再就職が怖いと思っても、勇気を持って一歩踏み出さなければいけません。
恐怖を乗り越えるコツは、やはり、いきなり何の情報もなしに就活を再開するのではなく、事前に入念な準備をしてから就活を進める事です。
新卒の時は、何も分からず適当に会社を選んでしまった人は多いでしょう。
しかし、再就職であれば、前職の経験から
「自分がどんな仕事に向いているか否か」
「会社に求める条件は何か」
「どんな業界ならやっていけそうか」
という情報が、より明確に打ち出せると思います。
例えば、前職は営業だったけれど向いていなかった…というのであれば、別の職種をターゲットに就活する、という軸が出来ますし、平日休みがキツかったのであれば土日休みの会社に絞れます。
このように、何でも良いので、自分の希望を出して、そこから求人を絞っていくやり方ならば、再就職でハズレを引く確率は低くなります。
仕事なんて、誰しもそこそこやっているもの。
無職期間が長引くと、私には仕事なんて出来ない、と怖くなってしまうものですが、仕事はそんなに難しいことではありません。
肩の力を抜いて、気楽に就活に挑みましょう。
まず第一歩を踏み出すことが重要です。
再就職の第一歩としてプロの転職エージェントにアドバイスを貰おう
しかし、再就職は書類作成や面接のノウハウ、求人選びなど、やるべきことは多く、また知識・ノウハウがないと何からはじめていいのか分からないものです。
そこでオススメなのが、転職エージェントを活用して、就職活動のアドバイスやオススメの求人を紹介してもらうことです。
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