「会社の経営が怪しくて将来が不安」
「歩合制で収入が不安定なので、もっと安定した仕事に転職したい」
「未来がない職種だから、早めに手に職が欲しい」
何時の世も、人は安定した仕事、収入を求めるもの。
特に雇用の強い日本では、出来るだけ安定した仕事に就きたい! 安定した会社で働きたい! という人が多いですよね。
安定した仕事、というものは、捉え方によって様々ありますが、今回は大企業の関連会社や、特定の分野でシェアTOP3位以内。土日休みで労働環境が安定している。絶対に無くならない分野、仕事である、といった方面を意識して、安定した仕事に転職する方法を紹介します。
前提として、現在の仕事からの転職、および無職・非正規雇用者からの就職も含め、転職エージェントを利用して求人を探す事とします。
「転職エージェントを利用したら、安定した仕事(会社)に入社しやすくなるの?」
という疑問もあるかと思います。
結論から言うとYesです。
少し説明を付け加えると、
『転職エージェントを利用すると、求人探しなどの就活・転職準備が効率化できるぶん、個人でやるより安定した仕事に転職しやすくなる』
という事になります。
転職エージェントを利用するメリットも含めて紹介するので、1つずつ見ていきましょう。
地方公務員が一番安定した仕事とは限らない
安定した仕事と聞いて、一番最初に思い浮かべるのが『公務員』ではないでしょうか。
確かに、親方日の丸に雇われた公務員なら、よほどの事がない限りクビにはなりませんし、給料削減もないでしょう。
食いっぱぐれがなく、社会的信用も強いので住宅ローンも組みやすい。夫婦で公務員なら、収入の安定性は抜群です。
しかし、実は公務員は食いっぱぐれが無いとはいえ、とても安定しているとは言えないのです。
何故か?
答えは霞ヶ関にあります。
各省庁がある霞ヶ関は、夜でも明かりが付いている城と揶揄られるように、残業が多い傾向にあります。
サービス残業当たり前。それこそ、過労死が出た事も…。
本来、労働基準法を守るべき公務員が、このような厳しい労働環境に甘んじている時点で、公務員=楽な仕事、というイメージは砕かれます。
市役所の職員も、例外ではありません。忙しい部署は労働量も多く、クレームや人間関係という厳しい向かい風に耐えなければいけません。
あまり知られていませんが、公務員のストレス値は意外と大きく、離職率も低くない傾向にあります。
しかし、仕事が出来ない人でも首を切られないどころか、はんこを押すだけの簡単な仕事に回されたりして、のうのうと居座れるのが公務員の強み?なのです。
その代わり、仕事が出来る人にはガンガン仕事がふってきて、ブラック企業状態になる…。
それが今の公務員の労働環境です。
鬱病で公務員をやめてしまったり、村社会の濃厚な人間関係がいやになって辞めてしまう人もいます。
公務員は安定した仕事というよりも『無能でも許される仕事』といったほうが良いでしょう。
いざ転職するとなっても人材的価値は低く、安定した仕事…としては、とても勧められません。
仕事の面白さと安定性とホワイトな労働環境を兼ね備えた『大企業』が一番です。
安定した仕事なら、やはり大企業が一番です。
これは経済的な安定もさることながら、民間企業ですから、当然、競争もあるわけで、公務員のように成果を求められないぬるま湯では許されません。
それは裏返せば、やりがいがあってそこそこ刺激的なサラリーマン生活を送れるという事になります。
よく「楽な仕事がしたい」という人がいますが、本当に楽な仕事というのは『そこそこの刺激』が必要不可欠。やることがないので椅子に座ってネットサーフィンを8時間するような仕事につくと、精神を病みます。
安定した仕事には、安定した精神を保てる競争があり、なおかつ会社に体力があって公務員並に手堅い仕事…それが真の安定した仕事と言えるでしょう。
しかし、もちろん大企業にも悪い点はあります。
大企業病と呼ばれる典型的な大企業の宿命にぶちあたった会社では、競争の原理が働いていなかったり、仕事ができないのに権力を持った上司などがいたりしてストレスになります。
また、そもそも大企業に入社するのは、非常に難しいです。
新卒時でも倍率100倍以上なのですから、中途採用ではよほどのキャリアがないと入れません。
では、どうすれば安定した仕事に就けるのか?
私がオススメするのは、大企業の関連会社や取引先となっている優良中小企業に狙いを定めて転職・就職をする方法です。
穴場の求人を探そう
こういった穴場の求人と呼ばれる、安定しているけど求人倍率が低い求人というのは、少数ですが転職市場に存在します。
それを見つけるためには、求人を出している会社の企業情報をチェックし、財政の安定性や商品の市場でのシェアなどを調査する必要があります。
しかし、こういった調査や内部情報、どんな会社なのか? というおおまかな情報を調査するのは骨が折れます。
また履歴書や職務経歴書、自己アピールの原案などをまとめなければいけませんから、時間がいくらあっても足りません。
そこでオススメなのが、転職エージェントを活用して穴場の求人情報探し&書類作成をサポートしてもらう方法です。
転職エージェントを上手に活用しよう
同業種転職にせよ異業種転職をするにせよ、転職エージェントを通すと転職活動がグッと効率的に進めることが出来ます。
転職エージェントは、キャリア相談、履歴書などの作り方、面接の練習から求人の紹介まで転職の全てをサポートしてもらえるサービスです。
利用料は最初から最後まで無料です。
転職エージェントは人材を募集している企業からお金を貰っているので、求職者である私達は一円も払わずサポートを受けることが出来るのです。
転職エージェントは土日でも利用することができ、求人者はキャリア相談、求人の紹介を受けることが出来ます。
登録すると、担当エージェントがあなたの希望条件をヒアリングして、あなたにあった業界、業種、応募可能な求人などを紹介してくれます。それに合わせて、オススメの求人をいくつかピックアップして紹介してもらえるので、一緒にキャリアの方向性を決められます。
自己分析もキャリアプランも、一人で考えると限界がありますが、就職活動のプロであるエージェントに相談すれば自分だけでは見つけられなかったキャリアの可能性が出てくる可能性があります。また、給与交渉などもエージェントを仲介して行えるので、スタート時の年収がアップする確率がグッと上がります。
まだ転職をする予定がなくても、どんな求人があるのか、どんな仕事に応募できるのか、といった点を含めて無料で転職相談が出来ますから「転職市場の調査」として一度エージェントに相談することをおすすめします。
時間のかかる履歴書、職務履歴書の作成も、プロであるエージェントにアドバイスしてもらえばスムーズに作成出来ますから、就職活動で最も手間のかかる部分を大幅に省略出来ますよ。
安定した仕事への転職:オススメ転職エージェント第一位はDODA
オススメの転職エージェント1位はDODAです。
DODAは全国に拠点を持つ転職エージェントの大手で、非公開求人を最も多く取り扱っており、年収や待遇が良い企業の求人が集まっているのが特徴です。そのため、待遇の良い求人を探すにはうってつけのエージェントです。
大企業の関連会社など、業績が安定しており待遇の良い求人が多く、またエージェントのサポートも書類作成から面接での受け答えまでしっかりやってくれます。
また、求人は事前にエージェントが審査をしているので、離職率の高い企業や労働環境に問題のある企業、いわゆるブラック企業の求人に引っかかるリスクもありません。
就職活動は不安になる事が多いですし、右も左も分からない状態では、どう動いていいか分からないもの。
エージェントに登録しておけば、担当エージェントに色々と相談や質問が出来るので、心理的にもグッと楽になります。
また、非公開求人には優良求人がたくさんありますから、DODAを利用することで思わぬ求人と出会えることがありますよ。
DODAの登録方法について
DODAに登録する場合、公式ホームページから『登録する』を押した後、基本情報を入力します。
(名前や生年月日、住所、連絡先など)
その後、直近の職務経歴を書くのですが、前職の経歴を登録します。
経歴は正社員のみならず、アルバイトや派遣社員、契約社員でも構いません。
業種・職種・年収の欄は、大体で構いません。
最後の欄にある『自由記入欄』には、連絡出来る曜日・時間帯などを書いておきましょう。
登録終了後、担当エージェントから電話orメールにて連絡が入り、面談の日程を合わせてサポートを受けることが出来ます。
安定した仕事への転職:オススメ転職エージェント第二位はアデコ
Adecco Group(日本法人名:アデコ株式会社)
設立 1996年
本部 Opfikon, チューリッヒ州, スイス
事業地域 世界60カ国以上
売上高 €195億 (2013年)[1]
営業利益 €7億7900万 (2013年)[1]
利益 €5億5700万 (2013年)[1]
従業員数 31000人以上 (2013)[1]
世界60カ国、転職サービスを展開する外資系企業
取引企業は全世界で10万社以上、世界トップクラスの大手人材会社
1985年より日本法人を立ち上げ、転職サービスを展開。
アデコはスイス資本の外資系転職エージェントです。日本法人であるアデコジャパンは、1985年から転職エージェントを展開しており、大手転職エージェントには無い独自の求人を多く持っているのが特徴です。
日本のみならず、海外拠点を豊富に持っており、外資系企業とのパイプは非常に多く、国内企業のみならず外資系企業への転職もOKなら、まずアデコを利用しなければ話にならない…というくらい外資に強いです。
ハイクラス向けの転職エージェントに思えますが、20代の転職、第二新卒の転職も手がけており、若手・ミドル・ハイキャリアどの人材でも利用できる転職エージェントです。
「外資系企業への転職も視野に入れているけど、外資系ってどんな求人があるの?」
という外資系初心者の方にも、丁寧にどんな求人、職種があるのか説明してくれるので、ぜひアデコを利用してみましょう。
アデコの登録は下記の公式サイトから申し込みが出来ます。※2017年5月8日、アデコの転職エージェントは「Spring転職エージェント」へとブランド名を変えるようです。
転職エージェント『Spring転職エージェント』(アデコ) 公式サイト
転職エージェントに登録して、ぜひ一度、面談を受けて転職可能な求人を紹介してもらいましょう。
自分が入社可能な求人を見れば、人生の選択肢がぐっと広がりますよ。
上記二社を上手く活用すれば穴場の求人は必ず見つかる
いかがでしたか?
上記の二社に登録すれば、ほぼ全ての優良求人を網羅出来ます。
2社に加えて他のエージェントに登録しても、今度は対応が追いつかず、どのエージェントにも対応が中途半端になって「転職する気がないのかな?」と思われてしまいます。
そうなると、十分なサポートが得られず、美味しい穴場の求人情報を逃してしまいますから、必ず2社に絞って少数精鋭でエージェントを活用しましょう。