販売職で腰痛になるリスクは通常の8倍!立ち仕事の人のための腰のケア方法&腰痛対策まとめ

f:id:moguhausu2:20160427203716j:plain

就職や転職する上で、もっとも親しみのある職業といえば販売職だ。街を歩けば、どんなお店にも販売職、すなわち店員さんがいる。学生時代に販売職のアルバイトをしていた人も多く、その流れで販売職を志す若者も多い。
しかし、販売職は基本的に立ち仕事である。立ち仕事である以上、座り仕事の事務やIT系の部署と比べて、非常に肉体への負荷が大きい。販売職のアルバイトをしたことがある人なら分かるが、8時間以上立ちっぱなしで働くと、帰った時には足がガクガクするくらい疲労しているのである。
人間は基本的に立っているだけで腰や足、首に負担がかかる。そのため、販売職では若くして腰痛に悩まされる人が意外に多い。

「腰の痛みなんて、気合で何とかなるでしょ」

と、甘く見てはいけない。
腰痛はぎっくり腰、ヘルニアなど重症化すると、一生付き合う病気になってしまう。座る度に「あいたたた…」と痛みを感じれば、ストレスになってしまう。そのため、販売職の人ほど念入りに腰のメンテナンスをしておかなければならない。
足のメンテナンスも大切だが、腰のほうが重要度が高いので、この記事では販売職で働くor働いている方のための腰痛の知識と、明日から出来る腰痛対策についてまとめておこう。


そもそも販売職が腰痛になる原因は?

販売職が腰痛になりやすい原因、それは同じ姿勢をとり続けることだ。同じ姿勢なら、座りっぱなしの事務職も腰痛になるのでは? という疑問を持つかもしれないが、事務職はお茶を入れたり、コピーをとったりと実は結構立って動いている。もちろん座っている時間の方が長いが、総合的に見てバランスが良く、自分で座りと立ちのコントロールが出来る自由度がある。
一方で、販売職は基本的に立ちっぱなしだ。お客さんがいる前で座るわけにもいかず、座ることが出来るのは休憩時間くらいだ。そのため、必然的に同じ姿勢、つまり立っている状態が長く、腰に負担がかかってしまう。また、商品の在庫など重い荷物を運ぶ機会も販売職の方が圧倒的に多い。職場に男性がいれば運んでもらえるが、女性社会の職場だと女だからと甘えていられない。逆に、男性販売職の場合は、こういった理由で女性のかわりに重いものを運ばなければならず、これまた腰痛になりやすい。

もう1つの原因は、意外かもしれないがストレスである。
人間はストレスを感じると身体のあらゆる部分に異変が起きるが、実は腰もストレスによって悪化することがあるのである。これは実際に臨床試験で実証されており、ストレスを溜め込む人ほど腰痛になりやすい。
販売職となると、クレーム対応や理不尽なお客様の対応で、ストレスを感じることも多いだろう。そして、平日休みが多いため友達と遊ぶことも出来ず、休日にストレスを思うように発散できない人も多くいる。
こういった条件が重なり、販売職に腰痛持ちの人が多いのである。そのリスク差は8倍と言われており、立ち仕事をする人は何よりも腰のケアを重視するべきなのである。
面倒くさがって腰のケアを疎かにしていると、突然ぎっくり腰やヘルニアなどになって泣くことになる。立って働くことが基本の販売職なのに、腰に爆弾を抱えてしまってはプロ失格である。

女性に腰痛が多いのはなぜ?

腰痛に悩む人は女性のほうが多いように見える。一つはヒールを履くからである。ヒールを履いた状態はつま先立ちになり、腰に負担をかけてしまう。もう一つは生理痛が起因となっていて、生理時にプロスタグランジンという物質が腰に悪さをする。また、女性は男性に比べて筋肉が弱いため、筋力不足という点でも腰痛になりやすい。

運動不足、加齢による筋力不足

仕事で立ちっぱなしだから休日まで運動したくない、というのはもっともだが、実はそれが腰を弱くしている悪い習慣だ。運動不足によって椎間板を支える筋肉が弱まり、結果として腰痛や椎間板ヘルニアを発症させてしまう。
また、年をとると筋肉が弱まり、腰痛を起こしやすくなる。

ぎっくり腰やヘルニアになると、どうなる? 痛みは?

ぎっくり腰になったことのない人は想像できないかもしれないが、ぎっくり腰の痛みはねんざや足がつった時の痛みに例えられる。ギリギリという腰の筋肉が張り裂けそうな痛みが襲いかかり、その場にうずくまり動けなくなってしまうのだ。
その痛みは激しく、とても「ぎっくり腰」などという可愛いネーミングの病気とは思えないほどだ。ぎっくり腰になったらコルセットで腰を固定して、1週間は安静にしていないといけない。腰は身体の芯となる部分なので、そこが痛むということは、ほとんど動きを封じられてしまうようなもの。
 だからこそ、これから記述する腰のケアをしっかりやって欲しい。

対策1:マッサージ

当然だが、マッサージで腰の筋肉のコリをほぐすのは、最も基本的な腰のケアだ。街を歩けば、マッサージ1時間3000円~といったマッサージ店の看板がそこら中にある。旅行でホテルに泊まればマッサージのサービスはどこでもあるし、温泉+マッサージなどは旅行プランの王道だ。
マッサージの効果は2つあって、一つは筋肉をほぐしてコリを解消すること。
ぎっくり腰やヘルニアはコリがたまっていると発症しやすいので、こまめにコリをとることが重要だ。
もう一つはストレス解消の効果。前述した通り、ストレスが腰痛の原因になることは意外と多い。なので、マッサージは腰痛にとってダブルで効果的というわけだ。

 そんなに毎週マッサージにいくお金がない! という人は、ルルドから発売されているマッサージクッションをおすすめする。

こちらは一時期大流行したマッサージ機能付きのクッションで、テレビを見ながら手軽に腰をケアすることが出来る。大きさも手頃で、毎週マッサージに行く金額や手間を考えると、こちらを使用したほうがコスパが良い。
なかなかマッサージに行く時間が取れない方は、普段はこのマッサージクッションで腰をケアして、連休に旅行先などでしっかりマッサージしてもらうと万全だ。

対策2:運動

常日頃から運動していれば、腰痛のリスクはだいぶ下がる。しかし、そうはいっても正社員の販売職の皆さんには時間が無いだろうし、運動を続ける事は非常に大変だ。そこで、お風呂あがりに軽くストレッチor筋トレするだけでも、実は効果がある。そのやり方は様々だが、一例としてストレッチと筋トレの参考動画を置いておく。

2分でできる腰痛解消ストレッチ体操


2min Stretching Exercises 2分でできる腰痛解消ストレッチ体操 – YouTube

2分でできる腰痛解消ー簡単筋トレ編


2分でできる腰痛解消ー簡単筋トレ編 – YouTube

対策3 転職or昇進

販売職を続ける以上、立ちっぱなしは避けられないし、腰痛のリスクは常にある。そのため、もし腰に限界を感じたら、事務職や営業職などに転職することも考えるべきだ。もしくは、昇進して本社にいくことも目指すべきだろう。
女性であれば、結婚を機にパートになり、労働時間を減らして立ちっぱなしの時間を少なくするのもいい。

「腰痛如きで何を大げさな!」
と思うかもしれないが、人間は身体が資本である。
その中でも身体の芯となる腰を壊すくらいなら、転職やキャリアアップを考えるのが普通だ。
根性を評価されるよりも、腰をケアして自分の身体をしっかりと守ることが、働く上で重要だと私は思う。
仕事は60歳までだが、自分の身体とは一生付き合っていかなければならない。若いから無茶をしよう、などと考えず、若いからこそ今のうちに腰のことを考えておくことをオススメしたい。

販売職から転職する方法はこちら

・販売職から正社員の事務職に転職する時のコツ。簿記二級無し実務経験無しでも内定を取る方法とは?







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする