退職してから転職活動をすると、交通費や写真代、履歴書の費用など、存外お金の消費が激しく十分な貯金が無いとすぐに行き詰まってしまいます。
生活費は失業保険でまかなえても、会社までの交通費や転職活動用の写真代、履歴書代など細かな出費が続くと、貯金なしで退職した場合は財布がかなり寂しくなるでしょう。
転職資金を稼ぐために日雇いのアルバイトをするにしても、失業保険を受けているうちは、アルバイトなどで収入があった場合、書類で申請する必要があり面倒です。
そのため、退職してから転職活動をする場合は貯金が必要なのですが、都内の賃貸に住んでいて、これから転職する場合にどれくらい貯金があれば安心なのか計算してみましょう。
まず、失業保険が月に10万円~12万円程度としても、都内であればワンルームでも家賃6万円以上はします。
そのため、自由に使えるお金は6万円しかありません。国保や年金は手続きをして支払いを延長するにしても、やはり転職活動に必要な交通費や食費などを考えると、とても満足な金額とはいえません。
おまけに、自己都合退職の場合は3ヶ月間は失業保険が出ませんので、その間は無給になってしまいます。もし自己都合退職をする場合は、その3ヶ月分のブランクも計算に入れて貯金をしなければなりません。
転職活動の場合、年齢や条件にもよりますが、内定まで2ヶ月前後はかかると見ておいた方が無難でしょう。
そうなると最低でも10万円以上の貯金がないと、失業保険と合わせてもやりくり出来なくなってしまいます。
また、退職してすぐに転職活動! と意気込んでも、やはり少しは身体を休めたいのが人の心情です。なので、貯金ゼロでの自己都合退職は非常に危険で、すぐに日雇いのアルバイトをするはめになってしまいます。
会社都合による退職の場合は、すぐに失業保険がもらえるので、貯金ゼロでも何とかしのげますが、給付日までだいぶ辛いことになるので、やはり多少の貯金がないと都内では干からびてしまいます。
月に1万円でも貯金しよう、というのは、こういった退職時のことを想定して言及されているのです。
たかが10万円ですが、それが転職活動の繋ぎとして、とても重要なのです。月1万円の貯金でも10ヶ月で10万円はたまりますし、やはり現金があると退職して無職になっても安心感が違います。
余裕をもって転職活動をして、納得のいく転職をしなければ、何のために退職したのかわからなくなります。
貯金する習慣がない方でも、転職しようかな、と思ったらすぐに貯金することをオススメします。
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