派遣や契約社員から正社員になる条件。試験内容や正社員登用のタイミングは?

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派遣社員や契約社員から正社員になる、という門戸は職歴や資格に強い武器を持っていない転職者にとって、ありがたいルートである。もちろん、仕事が出来る、職場に馴染めるといった資格や職歴に現れない内面の強みを持っていることが大前提であるが、通常の中途採用よりもはるかに入りやすいと言える。

しかし、正社員になるためには、社員登用のための試験があることが多い。というのも、希望者が多い場合、ふるいにかけるためにSPIや小論文などを使うことが多いからだ。SPIや小論文はある程度、対策してなければ3~4割しか正答出来ず、落とされてしまうことが多い。
逆に言えば、対策さえすれば正社員への道は、とても身近なものになると言っていい。
ここでは、正社員登用の時期や試験内容を見てみよう。

正社員登用のタイミングは入社3年~4年目

半年で正社員登用あり! など目を引く広告が多いが、実際は入社3年~4年目の契約社員や派遣社員が、正社員登用のターゲットになるようだ。というのも、契約社員の契約は3年契約であり、それ以上の雇用をする場合は正社員に切り替えるか、契約を終了しなければならないからだ。
加えて、入社3年以上であれば社内での貢献度も高く、正社員にしたほうが安上がりというメリットもある。しかし、企業規模が大きく非正規の社員を何人も抱えている場合は、希望者全員を正社員にする事は不可能だ。
そのため、正社員登用の場合は上司の推薦と試験突破という2つの壁を乗り越えなければならない。

試験内容はSPI+小論文が一般的

試験内容だが、就職活動と同じくSPIと小論文、そして面接という2段構えが多い。SPIに関しては、対策本を一冊ほど勉強して慣らしておけば7割以上は取れるので、しっかり対策してライバルを蹴落としておきたい。正社員登用の門戸が開いても、勉強をしない人間も多く、ここで高得点をとっておけば後半の面接でも僅差ではあるがライバルと差をつけることが出来る。

「SPIなんて仕事に役立たないじゃないか!」

という主張も正論ではあるが、SPIはあくまで「課題を出された際に対策が出来るか」という能力をはかっているので、結局ひねくれてもチャンスを逃すだけだ。

小論文のテーマは業務の関わる事や自己PRなどが主

問題は小論文で、仕事に関する抱負やあなたを正社員登用するメリットなどを書かされることが多い。一般的な小論文というよりも、業務に関わることをしっかり書かないといけないので、こちらも対策が必要だ。

一番良いのは、自身の勤める企業や業界、就いている職務を研究し、受ける企業や職務にたいして意欲があることをアピールすることだ。難しい専門用語を並べる必要はなく、自己PRに近い記述方式が好ましい。
 小論文が自己PRに関わるものだった場合、まずは最後の締めの文章を丸暗記しておこう。
下記のような例文を事前に準備しておくと、時間短縮に役立つ。

「私は派遣社員として4年間営業業務に携わってきました。4年間勉強させていただきキャリアを積む一方で、派遣社員という立場では乗り越えられない壁を痛感しました。私は社員になるにあたって、これまでの経験を活かし今まで以上の努力を通じて、御社の発展のために働きたいと考えております」

正社員へのキャリアアップに対する意欲で締めておけば、無難である。
試験は手書きが多いこともあり、御社などよく使う漢字は覚えておこう。文字の間違いが多いと悪印象を持たれてしまう。

正社員登用が嘘の場合もある

恐ろしいことに、正社員登用有りと書いておきながら、最初から正社員にする気などさらさら無いブラック企業は珍しくない。
大手企業であっても、正社員登用は年に1人いるかいないか、といった場合もある。

企業にとって派遣社員は不景気になった時に切れるのが魅力になっている。
もちろん、優秀な人材なら正社員登用もするが、その確率が極端に低いのが現実と言える。

一度、その会社の正社員登用の実績を調べてみたり、場合によっては派遣労働に見切りをつけて就職活動をするべきだ。

正社員の求人にチャレンジするのは、なかなかに大変だし年齢が高くなればなるほど、難易度は高くなる。
しかし、派遣社員であってもそれは同じで、年齢が高くなるほど正社員登用も難しくなるし、切られた時に路頭に迷うことになる。

タイミングとしては20代ならベスト、30代なら、かなり頑張って就職活動をする必要がある。

20代ならば派遣社員や契約社員など非正規雇用の経験しかなくても、就職は十分に可能だ。
詳しくは下記の記事を参考にしてください。

・20代の契約社員は第二新卒で条件のいい正社員に転職出来る。契約社員は職歴になる

その職場で正社員登用されたいか否か見極めるべき

非正規社員から正社員へのキャリアアップには、3年以上という長い時間が必要だ。しかし、もしも勤めている企業に不信感やブラック臭を感じて、この企業で正社員として働きたくないな、と思ったらすぐ脱出して別の企業に行くべきである。

非正規社員は立場が不安定な分、拘束されることもない。正社員登用で釣っておいて実は使い捨てる企業も多いため、しっかりとその企業で働きたいか否か見極めておきたい。
3年という時間は長く、年齢のハードルも上がってしまう。正社員登用を目指すのであれば、こちらが企業を選ぶくらいの意気込みがないと難しいだろう。

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上記は入力の一例です。

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